完全ワイヤレスイヤホンの選び方 失敗しない5つのチェックポイント

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はじめに

完全ワイヤレスイヤホンを初体験したので使用感と、イヤホン選定に注意したポイントを私なりにまとめてみたいと思います。

このチェックポイントを精査した結果、コスパ的にもかなり満足のいく商品を購入できたので、これから完全ワイヤレスイヤホン購入を検討している方に少しでも参考にして頂ければと思います。

そもそも完全ワイヤレスイヤホンってどうなの?

完全ワイヤレスイヤホンってその名の通り従来の有線コードが無くて、主にBluetooth接続で音が耳元に届く優れガジェットです。

端末につながってないからコードによる煩わしさは一切なし!

実際に使ってみた感想は「スタイリッシュ!」

私が購入したイヤホンはカナル型というイヤーピースが付いたタイプなんですが、本体が左右独立しているから耳から外れてしまったら紛失する可能性はあるものの、一度装着してフィットさせれば、ヘッドバンキングしても落ちる事は無いと思うほどしっかり耳に装着出来ます。

端末とのペアリングも超簡単。一度接続してしまえば次回からは本体をケースから出した瞬間に端末と自動接続するのですぐに音楽や動画を楽しめます。

再生・停止も耳元のイヤホンをタッチするだけ。今の機種はほとんど音声通話にも対応しているので、ハンズフリーで会話も出来てしまいます。

スマホなどもイヤホンジャックが廃止される傾向にあって、3.5mmジャックを熱望する声も多いけど一度ワイヤレスイヤホンにしてみたら「これでいいじゃん」という私的結論に達しました(音ゲーなどもやらないので)

とはいえ、完全ワイヤレスイヤホンも参入メーカーも増えていて千差万別。やはり選び方を間違えるとちょっと残念な感じになってしまうと思うので、これから揚げるチェックポイントを見て頂き、自分に合ったイヤホンをゲットして欲しいと思います。

チェックポイント①:Bluetoothコーデックをチェックしろ!

いきなり聞き慣れない単語をチェックしろと言われて戸惑うかもしれないけど、ワタシ的にまずここを見落として欲しくない最優先ポイントとしてあげさせて頂きます。

スマホやPC、その他のオーディオ機器からBluetooth接続で音声データを送る場合、そのままだとデータ量が膨大すぎてデータ送信に時間がかかり過ぎます。

これを解消するためにデータを圧縮して送信先で元に戻すという一連の圧縮形式の総称をコーデックと言います(かなり簡単に説明)

このコーデックの形式には色々と種類があって、高性能なコーデックから一般的な標準コーデックまで数種類あるんです。

コーデックによる影響は主に次の3点。

POINT
  1. 遅延  ・・・送信側と受信側のタイムラグをいかに短縮するか
  2. 音質  ・・・コーデック自体が音質を決めるのではないが、その一要素として重要
  3. 圧縮効率・・・音声データ量をいかに効率的に圧縮出来るか

高性能なコーデックほど低遅延・高音質となり、使用感に大きく影響してきます。

では早速抑えておくべき代表的なBluetoothコーデックを超簡単に説明しながら見ていきましょう。

SBC(Sub Band Codec)

Bluetoothオーディオの標準コーデック。

基本的に全Bluetoothオーディオが対応していて使用可能。遅延、音質がいまいちなど正直このコーデックでは物足りない感じ。

現在では機器によって他のコーデックに遜色ない進化をしているとの事ですが、数値的には遅延や音質に難あり。

格安のワイヤレスイヤホンはこの標準コーデックのみの場合が多いです。

AAC(Advanced Audio Codec)

SBCより低遅延、高音質。

Appleが採用しているコーデック。iPhone=AACコーデック接続と思って間違いないです。

PCではやはりMacが標準コーデックとしています。

aptx

クアルコム社が提供するコーデック。圧縮形式がSBC、AACと異なり、これらより高音質・低遅延を実現しています。音質はCD音源相当となります。

提供会社がクアルコムだけあり、Android端末の標準コーデックに採用されています。

PCでは主にWindows10でOS標準のコーデックとなっています(Windows8.1まではSBC)

※MacOS Catalina/v10.15.2以降なら設定で選択可能との事。

aptx LL(aptx Low Latency)

ロウ(低い) レイテンシー(遅延)と言うそのままに、通常のaptxより低遅延となるコーデック。

動画鑑賞やゲームの際に違和感なく楽しむことが出来ます。

aptx HD

こちらは通常のaptxより音質を高めたコーデック。ハイレゾ相当の音質を実現しています。

ただし遅延に関しては標準のaptxと同等。音質を求めるならこちら。

aptx Adaptive

現状aptxの中で最新の次世代コーデック。

その時の通信状況(混雑具合や時間帯)によって転送ビットレートを可変しながら通信するので、低遅延・高音質を”途切れず”に耳元に届ける事が可能となっています。

とにかくオーディオ端末がこのコーデックに対応しているなら、迷わずイヤホンも対応のものを選びたいですね。

LDAC

ソニーが開発した高音質コーデック。ハイレゾ・オーディオの再生が可能。

音質重視なため遅延に関しては犠牲になっています。

コーデックのまとめ

この他にも何種類かありますが、上記のものを把握しておけば現状は特にイヤホン選定で困らないと思われます。という事であとの種類は割愛御免。

ザックリ言うなら、端末がiPhoneならAAC、Androidならaptx と思っておいてもらえば概ね間違いなし!

前にも少し触れましたが、オーディオ端子とイヤホンが同一コーデックに対応していないとそのコーデックで接続できないのでその辺は注意して確認してみてください。

チェックポイント②:Bluetooth規格をチェックしろ!

200 DegreesによるPixabayからの画像

Bluetoothもバージョンがあって、「Bluetooth規格◯.◯」などと◯の部分が数字で表されています。2021年5月現在の最新は「Bluetooth規格5.2」です。

進化するごとに数字が大きく表されるので、確認してみて欲しいポイントです。

この規格は何に影響するかと言えば次の4つ。

POINT
  1. データ通信速度
  2. データ通信容量
  3. 通信範囲
  4. 消費電力量

要するにバージョンが最新になるほど「容量が大きいデータを早く遠くまで省電力で飛ばせる能力がある」と言うこと(超ザックリ説明ですが)

ここで勘違いしないで頂きたいのは、Bluetooth規格は音質には影響しないと言うこと!

まあ全く影響しないと言うか、最新の規格かつ先に述べた最適なコーデックの組み合わせで高音質・低遅延・長時間使用等が可能となる訳で、コーデック・Bluetooth規格の2項目はセットで確認してみるとベストな端末が導き出せる要素です。

チェックポイント③:イヤホンの機能をチェックしろ!

最近のイヤホンは最高の音を耳元に届けるために様々な機能を搭載して来ていますが、特に在るか無いかで使用感が大きく変わって来る機能を4点あげさせて頂きますので、ここも要チェックです。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能の有無

機能をオンにするとほぼ静寂に包まれる魔法の様なノイズキャンセリング機能。雑音に対して逆位相という音波をぶつけて音を打ち消す技術。

価格にも影響する機能だけに自分が必要かどうか検討してみて下さい。

ちなみに私はこの機能を必要とする環境が今の所無かったので非搭載のイヤホンを購入しましたが、カナル型イヤホンで両耳を塞ぐとこれだけでも静寂性が強く感じられました。もちろんノイキャン機能には遠く及びませんが・・・

人によっては静寂感が怖いと感じる事もあるみたいなので、家電量販店などの店頭でデモ機があれば体感して見た方が良いかもしれません。

外音取込み機能(アンビエンスモード)の有無

ノイキャンに対してこちらはその逆とも言える機能で、外の音を聞こえる様にする機能です。

先にも書いたようにカナル型イヤホンの場合、想像以上に遮音性が高くて更に音楽などが流れるとそれ以外の外音はほぼ聞こえない状態になります。更にANC機能があってオンなら完全に静寂状態です。

家の中では問題無いかもしれないですが、街中でノイキャン状態だと人や車などが迫って来るのも感じられないため危なかったり、電車の中などでは車内放送を聞き逃したりしてしまう可能性もあります。

この様な場所によって活躍するのがこのアンビエンスモード。

音楽を聴きながら会話が出来たり、ハンズフリー通話の場合自分の声が籠もらなかったり、街中での危険(車や迫りくるもの)を察知することが可能な、何気に有って損なしな機能です。

私のイヤホンは非搭載ですが、実際に使ってみて自分の声が籠もる部分でアンビエンスモード欲しかったなぁ・・・と思ってしまいました。

左右同時伝送機能の有無

書いて字のごとく左右のイヤホンに音声データが同時に伝送される機能で、左右どちらが親機ということも無く、片方のみの使用も可能になります。両方つけていて片方だけ外したいというシーンでも、スムーズに音が途切れる事無く片側のみで聴くことが可能となります。

また従来のリレー伝送方式(右が受信後に左にリレー式で伝送)に比べ、左右同時に受信するため低遅延効果や接続安定性にも貢献しています。

この機能を有しているか否かのキーワードは最新の技術である「TrueWireless Mirroring」もしくは「Airoha MCSync」の2つとなります。

このどちらかが採用されていればとりあえずiPhoneでもAndroidでも左右同時伝送が機能すると考えてオッケー。

これらの更に詳しい仕様やどんな技術かという細かい部分は割愛させてもらいますが、ちょっと見落としがちな部分なので、チェック項目として見ておくとワンランク上の選択が可能になると思います。

連続使用可能時間の確認

完全ワイヤレスイヤホンは左右の本体及び収納ケースにそれぞれバッテリーが搭載され、イヤホンのみで◯時間、ケースを含めて◯時間の使用可能という様に表記されている事が多いです。

長時間仕様に越したことは無いですが、自分がどの程度1日でイヤホンを使用する時間があるか想定してみると、充分な充電機能を有しているかの目安となります。

チェックポイント④:イヤホンの形状をチェックしろ!

イヤホンの形状は基本的にインナーイヤー型、カナル型の2形状が一般的です。それぞれ装着感はもちろん、その特徴に一長一短がありますので使用感にも大きく影響する部分です。自分に合った形状を選択しましょう。

カナル型

カナル型イヤホンの画像
カナル型イヤホン。イヤーチップが付いている耳栓タイプ

耳栓型のイヤーチップが付いていて耳の奥まで入れて装着するタイプのイヤホンです。

密閉性が高いので音の細部まで聞き取りやすいのが特徴。音漏れもほぼしないので気にする必要がありません。ノイズキャンセリング機能などを有するイヤホンは概ねこの形状を採用しています。

しっかり耳に入って装着するので、脱落しづらくスポーツなどしながら音楽を聴きたい方にはこちらをオススメします。

現在多くのモデルがこの形状を採用しており、選択の幅が広いのもうれしいポイントです。

ただし長時間装着時には耳が疲れたり、違和感を覚える事もありますのでこの辺が人によって許容範囲か否かで使用感に影響してきます。

インナーイヤー型

インナーイヤー型イヤホンの画像
インナーイヤー型イヤホン。イヤーチップはありません。

耳介という耳の表面にイヤホンを引っ掛けるイメージで付けるイヤホンです。イヤーピースが無く密閉性は低いです。逆に開放的に使えるので長時間装着してもあまり耳が疲れないという特徴があります。

音質的には自然な臨場感・空間的な音を感じられますが、低音などが感じづらいなど音質に超こだわる人には物足りないかもです。

耳に引っ掛ける感じなので装着性は高くなく脱落しやすいのが難点。密閉性が無いので音漏れしやすいのも注意点となります。

ただし周辺の外音を取り込みやすいので外でも安全にイヤホンを使いたい人や、密閉感が苦手な人にはこちらが向いているかと思われます。

チェックポイント⑤:操作性をチェックしろ!

音楽を再生停止したり、ノイキャンや外音取込み等の機能を有効にする際には左右のイヤホン本体のタッチセンサーや物理ボタンを押して操作する事になります。

私個人的には再生・停止・通話の開始・終了など即対応したい機能はタップ1回で操作できるものが良いと感じます。

中には再生に2回タップなどややこしいものもあるので、その辺の仕様もチェック項目に入れておきたいと思いました。

また、操作する部分もタッチセンサー式のものと物理ボタン式のものがあります。これに関しても操作感に影響するので好みの形式のものを選びたいところです。センサー式と物理ボタン式の特徴は以下の通り。

POINT
  1. タッチセンサー式
    イヤホン本体の表面がタッチセンサーになっているため、軽く触れるだけで操作可能。反面、ちょっと触れただけで反応してしまったりして誤作動もあり得る。
  2. 物理ボタン式
    操作部分が物理ボタンになっている。確実な操作が可能で誤操作が起きにくい。反面、物理的に押し込むのでカナル型などは操作時、特に耳に圧迫感を感じてしまう。

価格と照らし合わせる

この他にもイヤホンの形状や色など細かい部分のチェックもありますが、これまで紹介した5項目のチェックポイントはユキチ的に要チェックポイントだと思うので、もれなくチェックして頂きたいと思います。

そしてこれらを総合的に評価した上で、コスパ追求のため当然のごとく価格との照らし合わせとなります。

ここ最近では高性能なノイキャンや外音取込機能、そして最新のコーデックなどを搭載して数千円などの高コスパ商品も多く出回っています。

自分にどの部分が必要でいらないかも含めて、自分に合ったイヤホンを探し出してみましょう。

おわりに

完全ワイヤレスイヤホンはただコードがなくて取り回しが良いという事に留まらないと思います。

音質・操作性・通話機能やノイキャン機能など、今まで体感したことのないものを与えてくれ、自由かつ日常にちょっとした変化をもたらしてくれるガジェットとして、私は評価させて頂きたいと思います。

まだ試されてない方はこの記事を参考にして新しいイヤホン生活を体験してみてはどうでしょうか。

と言ったところで、今回のお話はこの辺りで。

長文にお付き合い頂きありがとうございました。次の記事でまた!

それでは良いワイヤレスイヤホン生活を!

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